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About Mongolia, the Country and the People

モンゴルのゲル
「ゲル」とはモンゴル語で家を意味する。草原に暮らす遊牧民たちはゲルで生活している。ゲルは分解、組み立てが簡単にでき、強い日差しが照りつける夏と極寒の冬のどちらにも適した非常に便利な移動式住居である。

モンゴルの五畜
モンゴルでは羊、山羊、馬、牛、駱駝を「五畜」という。2016年時点でモンゴルの家畜の数が60百万頭を超え、人口の20倍となった。

ツァガーンイデー(乳製品)
ツァガーンイデーは、モンゴルの伝統的な食文化で、五畜の生乳から様々な乳製品を作っており、その数は30種類以上。草原に放牧するモンゴルの家畜の生乳から作られた乳製品は栄養素が豊富で、夏は食事の代わりになることも。

デール(民族衣装)
地域、民族により多少の違いはあるが、男女とも襟を左前に合わせ右肩の部分をボタンで留め、腰に帯を巻く。

モンゴルの鞍
木材で組み立てられた土台に敷物が固定されている。両側の銀の装飾は馬に対する馬主の誇りを物語る。前後が突出しているので立ち乗りに適する。

シャガイ(羊のくるぶしの骨)
モンゴル人の子供にとって最も身近な玩具。くるぶしの骨の4つの面はそれぞれ、羊、山羊、馬、駱駝と呼ばれている。おはじきや双六など遊び方は様ざま。占いに使うこともある。

ウラーンツォタガラン(モンゴル最大の滝)
ウブルハンガイ県のハンガイ山脈のウラーンゴロ(川)を源流とするモンゴル最大の滝。高さは約24m、幅は水量によって約5~10mに推移する。草原から落ちこぼれるように流れるその姿は美しく、迫力がある。

モンゴルの情報
国土の面積は1,596,450km2。東西の最大幅は2.392km、南北の最大幅は1,259m。国境線の長さは8,158kmで、この内、北面3,485kmはロシア、残り4,673kmは中国と面している。
国土の80%は海抜1000m以上で平均海抜は1,580mとなっている。国土の総面積の8%が森林、25%がゴビ砂漠地帯である。約4000の河川がある。

気候
北はシベリアの森林地帯、南は乾燥したゴビ砂漠地帯となっているため、場所によって全く異なる気候となっている。年間を通して寒暖の差が激しく、冬の最低気温は-35℃、夏の最高気温は35℃。湿度が低いため、夏は観光に適している。晴天は1年平均して260日。

人口
モンゴルの人口は約300万人。人口密度は1平方km当たり2人。人口の大部分がハルハ族で、イスラム教のカザフ族が3%を占める。主な宗教は仏教であるが、最近はキリスト教が流行しており、協会が次々と建てられている。

言葉
公用語はモンゴル語。1990年まで第1外国語がロシア語であったが、現在は英語を第1外国語とする学校が増えている。

歴史
モンゴル族初の帝国は匈奴帝国で紀元前209年に設立された。チンギスハーンは1206年にモンゴルにいた様々な諸族を統一した。1911年12月29日にモンゴル帝国がまた設立された。1990年以降は民主社会となり市場経済に移行した。


 

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